家族のひととき
衛さんの余命宣告は子どもたちにとってどんな思いだったろう
手術の説明を聞く時、長男、次男が同席してくれた
説明が終わって、私が泣いている間、長男はドアの側でぐっとこらえているように見えた
ふと気がつくと次男の姿が見えなかった、
病室に戻った彼はお父さんをまともに見れないように私には感じられた
まじめで誠実なお父さんが
神様のためにも一生懸命やってきたお父さんがなぜ?
神様に裏切られたような気がする・・・
三男の言葉・・・
子どもたちの正直な気持ちだろう
私が泣いていると、長男が言った
つらい時は自分だけで抱え込まないでおれたちにも言ってよ
子どもたちが頼もしく見えた
2006年クリスマス
家族で過ごす最後のクリスマスかもしれない
衛さんはこどもたち一人ひとりと
語り合った
2007年2月11日
松島に1泊
ホテルの部屋からずっと海を眺めていた
ちらつく雪がライトアップされとても幻想的だった
衛さんは夕食も殆ど食べて
私がかえって心配するほどだった
それだけ気分が良かったのだろう
一週間前は
この旅行を中止しようかと思うほど辛かったのに
神様感謝します
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