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絵本「バージンロード」を紹介して

沖繩の皆様、しばしの帰省、お世話になりました(ニヘイデイビル、ありがとう)


19日のホスピスを考える会では

絵本「バージンロード」と高橋一二三さんのことを話させていただきました。(キョーコさんの報告

余命3〜6ヶ月と宣告された高橋さん

癌治療をせず、自宅で家族と一緒に過ごすことを選んだ。



高橋さんは言う

「癌になる、ならないについては、それぞれの人に選択肢はありません。

しかし、限られた時間をどう生きるかという選択肢は残されています。

私が選んだ道が絶対正しいとはいいません、

ただ、こんな生き方もあるんだということを知って欲しいのです。

限られた時間を自分らしく、自由に生きる方法・・・それは決して遠くにあるのではなく、

患者自身と家族の、ちょっとした努力で手に入れられるものなのです」
                                                                  (高橋一二三著書  約束 より)



絵本「バージンロード」を紹介して

小学2年生の娘への手紙

みほへ

お父さんは たいへんな 病気に なってしまいました。
みほも しっている ガンです
ずっと みほのせいちょうを みていたいけれど、
いつまで いっしょにいられるのか、
今の お父さんには わかりません。
せけんいっぱんの 親子のように、
みほに困らされたり 泣かされたり 喜んだり
もっともっと みほの人生にかかわっていきたい。
みほの好きになった男を みてみたい。
父親としては、ふくざつな気持ちを 経験して、 その男に、
「うちの娘を 一生大事にしろ、 もしも泣かしたら、おれがゆるさん」
とも 言ってやりたい。 みほには、
「つらかったら、いつでも お父さんのところに 帰っておいで」
と言って、いっしょに バージンロードを 歩いてみたかった。
みほのことを、 もっともっと守ってあげたい。もっともっと愛してあげたい。
みほを だれよりも いちばん 愛している気持ちは、 お母さんにも まけないよ。
あなたは、ぜったいに 自分のからだを きずつけたり、小さな命を むやみに
殺すようなおとなには、ならないでください。
お父さんが いちばん 悲しいことだからです。
しあわせになろうね。 そして いつも ずっと いっしょだよ。
                                                                       お父さん  より

高橋一二三さんはこうして7歳の小さな花嫁とバージンロードを歩きました。
4人のこどもたちと大好きな沖繩にも行きました
闘病の2年数ヶ月
子どもたち一人ひとりに父の生きる姿を残しました
そして奥様の献身的支えはすばらしいものでした
幼い子どもたちに真実を伝え、死ぬこと、生きることを教えました

高橋さんは私たちに
自分らしく生きること、あなたはどう生きますか?
と 考える機会をくれたように思います



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家庭保育園 第一教室の絵本に囲まれた生活です♪親も絵本コレクターになりそうなくらい、絵本は毎日心のサプリですね^^
絵本のある風景【家庭保育園●口コミ&評判レポート【幼児教育@口コミ】】at 2006年08月29日 19:47
この記事へのコメント
れいちゃん お疲れ様でした~ ♪
沖縄では すごいは反響だったみたいですね・・・!!
キョーコさんも ありがとうございました!!
6年たった今でも いろいろ考えさせられる問題です!!
どう生きるか・・・ 漠然としているけど 今を大切に・・・かな!!

今度 パパの吹く機会があったら 是非誘ってください?!
Posted by 月光かめ at 2006年08月23日 13:13
さすがれいちゃん!
きれいにまとまっている!

今又、そうだ!そうだ!と思い返してるよ!
私もここから一つドアが開いたしね・・・・・・

ほんと沖縄では、暑さとあわただしさの中大変だったけど
この出会いはサイコウだったね・・・・・
Posted by キョーコ at 2006年08月23日 18:38
月光カメさんとの出会い、ホントすばらしい、
そして、カメさんもどんどん沖繩の人とつながっていきそうね。
キョーコさんも会ってないのにカメさんに会っているような気持ちなんじゃないかな。
いちゃりばちょーでー(出会えばみな兄弟)だね。沖繩にはいい言葉がありますね。
Posted by れいちゃん at 2006年08月23日 19:07
昨日DVD借りてみました。
見てるうちに気がつきました。

高橋さんは多分昨年の広島でのホスピス全国大会の講師でいらしてたひとだなーって。

私は他のところに行って、終わったのでちょっと入った会場に、「テレビで紹介・云々」と垂れ幕があり、司会者が何か質問をぶつけた時に彼女が「そんな医者ならこちらからnoです」と答えたのを思い出しました。

間違いない!と思う。

考える会の会場で知らない人がいると思っていましたが
あなたの関係者だったのね。

顔も広くなって東北生活をエンジョイしてらっしゃること伝わってきました。
Posted by momo at 2006年08月23日 19:07
momoさん
知ったかぶりしてお話しなんかして恐縮なんです。妹さんにお会いして
奥様にはまだ会ってないんです。10月ごろ仙台で講演会があるらしいので
楽しみにしているところです。
Posted by れいちゃん at 2006年08月23日 21:36
 
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