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イースターの賛美と証

去年のイースターは4月8日
衛さんは特別賛美と証をした
賛美は 「感謝します」
この歌も衛さんがよく歌っていた曲で
衛さんの信仰そのものを表している


1.感謝します 試みにあわせ
  鍛えたもう  主の導きを
  感謝します  苦しみの中で
  育てたもう  主の御心を

 *  しかし 願う道が 閉ざされた時に
     目の前が 暗くなりました  どんな時でも
     あなたの約束を  忘れない者としてください

2.感謝します  悲しみの時に
   共に泣きたもう  主の愛を
   感謝します  こぼれる涙を
   ぬぐいたもう  主のあわれみを
  *くりかえし

3.感謝します  試みに耐える
   力をくださる  みめぐみを
   感謝します  すべてのことを
   最善となしたもう  みこころを
 * くりかえし




                    
・・・・・・ 2007年イースターの証 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・喜久里 衛 ・・・・・・
 
生きるにも死ぬにも私の身によって キリストがあがめられること(ピリピ人への手紙 1: 20)

 
  私は昨年の11月末に大腸癌の診断により、手術を受けました。癌は進行癌でありそれもかなり進んでいると説明を受けました。私は医師であり、また、癌末期の方々のお世話をするホスピスに勤めていますので、癌の進行具合を聴いて、もう助からない、「死の備え」を心しようと思いました。その時考えていたことは冒頭に述べた聖句です。
妻とそのことで話しあい、子どもたちにも心備えを促しました。ところで、病気の説明を受けた後、私は病気の状況から神様は病気の癒しについて何もして下さらないだろうなと不信仰な思いを抱きました。 余命は数ヶ月とも言われ、私は残された短い期間に神様に叶えて欲しいことを考え、三つのことをお願いすることにしました。
 一つは家族の信仰の一致。私には子どもが4人いますが、それぞれ一度はイェス様への信仰を表し、バプテスマを受けました。しかし、神様から離れている子たちがいます。ぜひ信仰が回復し、家族が信仰を一致して一つとさせていただきたいのです。
 二つ目は、職場(ホスピス)に復帰して癌末期の患者さんに寄り添いたいとの願いです。同じく癌を患う身として患者さんが抱く痛みを共に感じながら寄り添いたいのです。また、私の身を親切な心で対応して下さった私が勤める病院に報いたいという願いです。
 三つ目は、教会で何らかのご奉仕に与りたいとの願いでした。私は27年前、私の理想とする人として、また神様であるイェス様を私は幼子のように私の主として信じ受け入れました。神様のお恵みでした。これまでの信仰生活を通して、私は神様に感謝でいっぱいです。信仰を持ったことを後悔することはありません。また、神様に失望することは一度もありませんでした。父のように、神様は私を訓練し育てて下さいました。この神様に生涯お仕えしたいのです。
 私はせっぱ詰まったような思いで、佐藤先生ご夫妻や仙台北教会の皆様に、また以前所属していた沖縄の教会やその他の知人のクリスチャンにお祈りをお願いしました。これまでに私は、多くの方々からお手紙やお電話をいただきました。また、直接お見舞いに来て下さった方々もありました。私はこのような多くの皆様と接していくうちに、生きながらえることに思いが変わっていきました。聖書の中でも人は生きながらえることを神様に願い、神様も人の生きたいという思いを理解しておられることを知りました。このことを通して、神様は生きながらえることを願ってもよいのだよと言っておられるように思ったのです。
 聖書の中で、パウロは「私にとっては、生きることはキリスト、死ぬことも益です。しかし、もしこの肉体のいのちが続くとしたら、私の働きが豊かな実を結ぶことになるのでどちらを選んだらよいのか、私にはわかりません・・・・・しかし、この肉体にとどまることが、あなたがたのためには、もっと必要です。私はこのことを確信していますから、あなた方の信仰の進歩と喜びのために、私が生きながらえて、あなた方すべてと一緒にいるようになることを知っています。」(ピリピ人への手紙1:21〜25)と述べています。
 私は神様のみこころにかなうなら、生きながらえて家族や教会そして職場・地域で神様と隣人へ仕えたいと切に願うようになりました。私はいのちを神様に賜りました。いのちは神様のものです。ですから、みこころのままに生きます。生きるにしても死ぬにしても私の身によって、私の主イェス様があがめられますように神様に願い求めます。
 神様の御名にご栄光がとこしえにありますように!


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